【ESといえば】エントリーシート克服術【ESGだよね(イキリ)】

エントリーシート(以下ES)皆さん書いてますか~~~???

 

こんにちは、20卒道本です。あけましておめでとうございます。

最近は卒論のせいで、ESといえば "ESG推進" だとか、やっぱ時代は"SDGs" "CSV" でしょ的な、略語大好き系女子を極めてます(そういう大人にはなりたくなかったと考えていた時期もありました)。

 

...え、ESキライ?ツライ?

わかります、超わかる。

だって1社分書くのだってすっごく時間かかるのに、これからの時期は1週間に何社も締め切りがあったりする。しかもこんなに頑張って書いたのになんで落ちたのかもわからない、、、。

 

そんなあなたのESライフが少しでも楽しいものになってほしい、、、と思ってこの記事をかいています。

どれも基本的なことなので、既にやってることばかりだわ~って方もいるかもしれません。でも、本選考が本格化する今だからこそ伝えたい!!!ことが詰まってるので、斜め読みでもぜひご一読ください。

 

お品書きはこちらです。ダダんッ!

本記事は20卒メンターの経験や一部就活支援サイトの記事を参考に記述していますので、

全ての企業の、全てのESの設問に、必ずしも対応しないことを念頭に読んでくださいね!

では本編へGO!

 

ES基本のキ

まずはES書く上で是非念頭に置いてほしいことを4つ紹介します。

 

  • 王道の構成はコレ!

特殊な場合を除き、ESにおいて「結論ファースト」が基本です。

いろんなサイトで通過ESを見てきた上で、

 

王道の構成は、

 

端的な結論(質問への回答)→ 本論 → 結論の繰り返し(学びや意義を含めて)

 

で、さらに本論の部分を分解するとこんな感じです。

(1):こんな環境のなか(背景)、

(2):こういう風に考えた(課題発見)から、

(3):こう言うゴールを設定して(目標設定)、

(4):こう行動して(アクション)、

(5):こんな結果を残した(バリューチェック

 

ガクチカっていうと、なんかすごいエピソード書かなきゃいけないのかな~~留学とか起業とか~~って思ってませんか??

実際のところ、経験エピソード自体は特別でなくて良いんです。

 

大事なのは、

(2)(3)自分が何を課題として考えて、

(4)どのように努力したのか

がわかりやすく伝わってくることです。

 

ESには往々にして

「この学生は社会人となった時にどんな働き方をするか」

を見極める目的があると言われます。

ESの内容を会社で働く社会人に置き換えた時に、イメージがつくか。再現性があるかどうかがポイントです。

 

「結論ファースト」

「課題発見・目標設定・行動が明瞭であること」

「社会人としての再現性があるか」

を念頭において、ESの質をアップしよう

 

  •  企業の求める人物像を確認しよっ

ESを書く学生に企業がくれてる最大のヒント...

それが「求める人物像」です。

 

もし意中の方が「一緒に映画を楽しんでくれる人が好き」って言ってたら、当然「私の最近の楽しみはNetf◯ixで映画を漁ることです!」ってアピールしますよね??

(私は最近、解散まであと1年となったとあるアイドルグループののドキュメンタリーを見るために入りました。)

もちろん本当にその習慣があればですが(捏造エピソードは後々面倒です。ダメ、絶対。)

 

企業の求める人物像は、例えば

・挑戦し続ける

・周りの人を巻き込んで前に進める

・広い視野で考えることができる

こんな感じです。

多くの企業が抽象的な表現を用いているので、どんなエピソードにも盛り込みやすいです。

 

ではどうやってESでアピールするか。

私のオススメは、

① wordファイルを開いたらまず、ページの一番上に赤字で「求める人物像」をコピペして、ESを書く時はいつでも目に入るようにしておくことです。

 

②そしていつも使ってるガクチカを冷静に見つめ直し、「求める人物像」にあてはまるなと思うところを強調します。もしくは結論部でエピソードの注目ポイントとして書きます。これだけです。

例えば、

   「〇〇という結果を残しました。」

            ↓

 「独り善がりな行動ではなく、メンバーも巻き込みながら結果を残すことが...」

困難もありましたが周りのメンバーの意見を取り込むことで、成果につなげることができました。」

とか。

 

ガクチカなんて使い回しでいいっしょ」に対して、私は半分賛成・半分反対です。

文章の骨格や具体的な行動内容はそのままでオッケーですが、

「求める人物像」を意識して一言加筆するだけでも、ぐっとESの印象は良くなります。

 

  •  添削はもう、是非、絶対やった方がいいよ

「よーし書けた!!」

何日もかけて書いたそのES、そのまま提出していませんか??

 

ちょ、待てよ(木村◯哉風)。

 

客観的な視点を必ず入れてください。

 

書いているあなた自身は、実際の体験を追憶しながらESを読むことができます。しかし選考を行う企業の方は、あなたに関する情報が何もない状態で、想像力だけでそのESが言わんとしていることを読み取らなければいけません。

 

そんなギリギリの戦いの中、誤字や説明不足、不明瞭な因果関係は命取りとなります。そしてそれらは、なかなか自分では発見し難いものです。

 

実際、20卒メンターが添削をお願いしたのは…

・キャリアセンターの方と兄

・キャリアセンターの就活相談をしてくれるおばさん

・社会人(OGOB訪問で捕まえた優しい社会人)と、春先に就活早めに終えてた友達

・エンカレの先輩(複数名)

・数日後の冷静な自分:人に見せるのに抵抗ある方は、提出の数日前に書き上げておき、記憶が薄れた頃に見直すのがおすすめです。

 

一方で、添削に関してこんなアドバイスもありました。

:正直、添削を依頼した相手から、納得いかないフィードバックが来ることもあったけど、それはそれとしてスルーしちゃいました(自分が納得いかないESで落ちたら後悔するので…👀)。

 

 

  •  締め切り管理ができれば何も怖くない

「気がついたらESの締め切りが過ぎてた」

「締め切り前日にESの設問を見て、無理ゲーだと悟って諦めた」

就活生を悩ませることの一つに締め切り管理があります。

 

そこで、20卒メンターにES提出は【締め切りピッタリ派 or 余裕派】か聞いてみました。

 

  • 大体締め切り1日前には出すようにしてました(当日寝落ちとかが怖かったので笑)
  • 途中で余裕派にシフトしました!ギリギリを攻めると回線が混雑した時とかに詰むし、とある業界のOBOG訪問で会った方がES早期提出者の優遇ルートに乗ったパターンだったので、早めの方が得かもしれないなと思いました。(ぶっちゃけ私はESを練っても劇的に改善する見込みがなかった & 他の人と比べてずば抜けてるESだとは思わなかったので、企業側からしたら、提出時期がある種熱意の指標になるかもな...という考え。関係ない企業が多い気がするけど!笑)
  • 添削の時間を逆算して一週間前には出すようにしていました。本選考はES数も多く、時間に余裕がないので3日前~という感じでした。

 

ちなみに私は、大抵締め切り10分前でした。真似しないでください。

 

理想はやはり余裕をもって提出することです。

ただ何より大事なのは、志望度の高い企業の締め切りを死守することです。

 

まず出したい企業の全ての締め切りと質問を確認して、

いつ頃に締め切りが集まってるのか」

「ここのESは今まで書いたことないテーマだから時間がかかるぞ」

と全体像を把握。

その上で、志望度が高い企業の締め切り日前後のスケジュール感をつかみましょう。

 

また二次、三次募集がある企業もあります。就活支援サイトの選考体験記などを参考に確認して、締め切りが偏りすぎないように割り振るのも手段かもしれません

(採用予定人数に達し次第募集を終了する場合もあるので要注意です!)。

 

 

◯締め切り管理方法

怒涛の締め切りを管理する方法といえば、

「普段使っている紙のスケジュール帳で視覚的に把握する」のが王道ですが、あえてデジタルネイティブな皆さんに提案するなら、

  • スティッキーズ(Mac OS)やSticky Notes(Windows)を使って、パソコンのデスクトップに締め切り一覧を貼り付けておく。パソコンを開くといつでも確認ができる。
  • google calendarを活用する(Gmailとも連結できるので、就活全般の予定管理に便利です)。
  • カウントダウンアプリを使う

のはいかがでしょうか。きになるアイテムがあれば、詳細はググってください。

自分にあった管理方法を見つけるためにも、是非いろいろチャレンジしてみてくださいね。

 

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☆ESに関するアラカルト

ここではES作成に関するアドバイスを、脈絡なくたくさん紹介します。

 

  • 数字を盛り込む。

ESをより伝わりやすくするためのキーワードは「定性よりも定量

大事なことなのでもう一度言います、「定性よりも定量

 

先述の通り、ESを読む社会人は、たった400字そこらの情報から想像を膨らませなくてはいけません。あなたが100人のサークルをまとめているのか、5人のチームで力を合わせて何か成し遂げたのか、受ける印象が全く変わってきます(規模が多けりゃいいってことではないです、着目するポイントが変わるってことです)。

 

微妙な例:

「サッカー部のマネージャーとしての経験です。」

「~~の結果、多くの集客を得ることができました。」

 

定量的に:

「私は〇〇人規模のサッカー部マネージャーとして~~」

「~~の結果、参加者は前年度比〇〇%増加しました。」

 

  • エピソード数

一つのESに、文脈的つながりのない設問がいくつかあった場合、エピソードは違うものを使うのがベターです。

 

ESでいろんな設問があるということは、あなたをできるだけ多角的な面から知りたいってコトです。必ずしもサークルとバイトとか所属を変える必要はないのですが、各エピソードごとに異なるメッセージを伝えるように意識しましょう。

 

参考に、20卒メンターはこんな感じでエピソードを用意していたそうです。

・2つ(ゼミとバイトの塾講師)

・3つ(長期インターン、バイト、サークル)

・4つ(サークル、長期インターン、ゼミ合同研究、ロシア留学)

・3つ(サークル、徽音祭実行委員、カナダ留学)

 

 

 

  • ですます調?である調?

よく言われるのは「質問文の文体に合わせる」ということですね。

私もそうしてました。

たとえば「あなたが学生時代に最も頑張ったことを教えてください。」だったらですます調。「学生時代に頑張ったこと」ならである調。

 

ただこれには正解がないので、前者でも文字数が足りない~~ってなれば無理にですます調にする必要はないですし、どんな質問文でも、”である調!”って貫く人もいます。

 

 

  • 1人でやったことではなく、周りを巻き込んだエピソードを:

ほとんどの仕事は、孤独では何もできません。チームワーク。周りにどう働きかけたか、その反応はどうだったか。面接でも絶対聞かれます。

 

 

  • 質問に答える

あたりまえのようで意外と難しい。使い回しでも、改めてチェックしよう。例えば、「Aを踏まえてBについて教えてください」という設問に対して、Aに言及していなかったり、BよりもAの分量が多かったりということがあります。

 

 

  • 志望動機などでは会社が携わっているシステムなどの名前を出すなどこれから自分がやりたい業務内容にも触れるようにしました。

 

  • 会社に入ってやりたいことは、自己分析で見つけた自分のやりたい事ベースで。でも会社が注力している事業と絡んだ内容であるとより評価は高くなるので工夫次第かもしれない(官公庁に向けたシステムを作りたい、RPAを導入したい)。また内容に10年後までのキャリアプランを取り込むと、業種理解が深いアピールもできるので有利になるかも。

 

  • 組織内での行動や人間関係などもわかりやすく書きました。

 

  • ガクチカのエピソードは半年以上継続したことを書く(これは添削依頼した社会人さんに指摘されました)。

 

  • 自分がその企業で何をしたいのかを明確に書く。他社と比べてどこに惹かれているかや、自分と企業の社風の相性の良さをアピールする。具体的な仕事に言及するときは、中期経営計画とか最近のニュースとか見てました👀

 

 

  • こんな設問も

ガクチカ」「入社後やりたいこと」は王道ですが、こんな設問のESを体験した20卒メンターもいました。

 

「白紙で自由に表現しなさい系のモノを3枚ほど出しました!(いずれもメーカー・ESは通過)

わたしの場合は、目を引くようにカラフルにして、写真&イラスト盛り盛りで漫画テイストで描きました。あんまり時間かけるのは嫌だったので、イラストはガチで描かずゆるふわ系で、色使いで誤魔化しました。(文章で説明するのが難しいですが、"毎日かあさん"でググればそれらしきものが出てきます。お察しください😇)

面接で他の子のESみたこともあったけど、白紙ベースのESは写真イラスト盛り盛り系が多かったです!」

 

こうしたクリエイティブさを求める企業もあるんですね〜〜

なおさら、事前に設問を確認しておいて、余裕を持って準備する必要性を感じマス。

 

 

☆いまやってほしいこと

最後に、本選考ラッシュを控える21卒の皆さんに、

ぜひイマのうちにやってほしいことをお伝えします。

 

それは、、、 完璧なベースESづくり” です。

 

今後怒涛の締め切りラッシュのなか質の良いESを提出するためには、「完成度の高いベースESを装備しておく」ことが必要です。

 

なぜなら各社の求める人物像・設問・文字数などに応じて、全ていちから文章を作るのは時間的にも体力的にも無理みが深いからです。

 

少しでも時間のある今のうちに、推敲に推敲を重ねて「これならいける」と自信をもって言える完璧なベースESを作っておきましょう。

 

そうすれば数ヶ月後のあなたは、各社ごとのアレンジや、初めて見る設問の回答作成に時間を割くことができます。

 

 

ただ、誰もが最初から完璧なESを書けるわけではありません。

 

先輩の通過ESをチェックしたり、

 

就活支援サイトには、多くの通過ESが作成者のこだわりポイントと共に載っています。よりわかりやすく、効果的に記述するためのヒントがつまっていこの宝箱を使わない手はありません。言葉の言い回し、構成、文字数のバランスなど、先人に学びながら、時に反面教師にしながら、自分なりのESを作り上げることはとても有効な手段だと思います。

(年によって、設問が微妙に変わってる場合もあります。質問に正確に答えるために、先輩のESを参考にする際は注意してください)

 

三者の視点から添削をすることをオススメします。

 

「添削はもう、是非、絶対やった方がいいよ」でも書きましたが、一回添削を受けるだけでESの精度はぐんと上がります。家族、キャリア支援課、OB社員さん、数日後の自分にお願いするのもよし、そして私たちエンカレメンターも全力で待機していますので、是非お気軽に声をかけてくださいね!!!

 

 

20卒メンターの皆さんが寄せてくれたアドバイスが濃く、さらに私自身のESにかける思いが強すぎて大変長い記事になってしまいました。そのくらい、みんなESに苦労して、自分なりにやり方を考えて乗り越えてきたってことです。

ちょっとでもその How to をおすそ分けできていれば嬉しいです。

 

 

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。

そんなあなたには今日、いや今週一週間、きっといいことがあります。私がそうなるように祈っています。

頑張るあなたに幸あれ。

 

 

 

 

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